TOUSは、企業として環境・文化・社会的な役割を担う約束をいたします。
エネルギー効率
2007年、TOUSはマンレサ（スペイン・バルセロナ）のEl Guixに19世紀の古い繊維工場を改修保存し、新しく本社をオープンさせました。TOUSの新しい社屋は、持続可能な環境基準を遵守した復興プロジェクトの一部でした。
El Guixは、1870年に建てられたカタルーニャの典型的な繊維工場であり、地区内で現存する最古の繊維工場で、当時の構造が保存されている数少ない建物です。長方形をしており、大きな窓と石壁のある地上階とその上２階の３階建てです。
復興においては、エネルギーの効率化を促進する生物気候学的な基準や建築システムを活用しました。その視点から、建物には発電用や温水用の太陽光パネルが1000平米以上もあります。また、建物の大部分で蛍光灯による省エネ照明を導入しているため、光量についてはコストパフォーマンスが高くなっております。同様にして、旧工場時代の窓も全てそのまま利用することで、自然光も最大限に活かすことが出来ています。
旧工場を復興するだけでなく、El Cubと呼ばれるガラスの別館を建設しました。これは、スペインでも最大規模を誇る地熱利用の建物です。
文化遺産
TOUSは、業界の文化・伝統的シンボルである象徴的なジュエリーショップの修復活動に参加しております。
2009年には、バルセロナ市内のグラシア通り（Passeig de Gràcia）に、古い歴史的な宝石店を、1934年に合理主義の建築家ジョセップ・リュイ・セルトが設計した元のデザインを維持しながら修復し、フラッグシップ店をオープンさせました。
TOUSは、その地区の豊かな歴史や建築としての独自性、街の文化遺産として登録されていた建物の状況をよく把握していたため、その精神を受け継ぐ意志で、元のレイアウトや家具を使い、デザインしました。これにより、この地区で最も著名な建物であり、合理主義の建築学においてもっともよく研究される建築物の一つの修復に貢献することができました。
セルトが全ての部屋にデザインしたグレーとブルーを使ったオリジナルのコンセプトを基調に修復されています。 また、家具（テーブル、いす、キャビネット、レジカウンター）はオリジナルのコンセプトと素材に応じてデザインし直して、レプリカを作成しました。
2012年、歴史地区Ourivesaria Aliançaに店舗をオープンさせ、リスボンの象徴的なジュエリー店となり、リスボンでも最高級のジュエリーショップとされています。
TOUSは現行の規制を守りながら、建物の遺産価値を維持することにしました。ファサードは1914年に鋳造され、金属および植生部分は青銅でできております。インテリアの特徴としては、花輪や花のリースの形をした石膏作品やポルトガルの有名画家、アルトゥール・アルベス・カルドーゾの絵画などがあります。復興プロセスは、ファサード内部の修復保存だけでなく、壁画、塑像や全ての家具にまで及びました。
キンバリー
TOUSでは、原材料の産地を大事にしております。
キンバリー・プロセスとは、紛争ダイヤモンドが市場に流入しないよう設計された認証システムです。ダイヤモンドの購入により紛争や人権侵害に加担するような資金提供をしないことを保証するものです。市場の97％がキンバリー・プロセスを支持しており、TOUSでは同プロセスを実行している供給業者とのみ取引をしております。
ダイヤモンドに加え、TOUSでは製作過程で使用する全ての金属やその他の素材の産地を徹底的にコントロールしております。
